- イベント情報を見る
イベント情報
- 資料請求フォーム
資料請求
- お問い合わせフォーム
お問い合わせ
私たちの家づくりでも大切にしている「用の美(ようのび)」という考え方について。
「用の美」とは、民藝運動を提唱した柳宗悦が広めた言葉で、
“日々の暮らしの中で、実際に使われるものの中にこそ、本当の美しさが宿る”
という日本独自の美意識です。
つまり、飾るためだけの美しさではなく、
使いやすさ、心地よさ、長く使えること。
そうした実用性の中から自然に生まれる美しさを大切にする考え方です。
私たちの家づくりも、まさにこの「用の美」の思想につながっていると感じています。
例えば、
● 夏の日差しを遮り、冬のやわらかな光を取り込む軒の出
● 日本の四季や気候風土に応える屋根と軒
● 丈夫で長持ちし、使い込むほど愛着の増す家具や調度品
● 夏は風が通り、冬は暖かく過ごせる間取り
● 無垢材の床がもたらす、やさしい足触り
● 年月とともに味わいを深める木や塗り壁
● 家族の動線を考えた、使いやすい収納計画
● 毎日の掃除や手入れまで考えられた設計
● 流行に左右されず、長く愛着を持てるデザイン
これらは決して派手ではありません。
しかし、毎日の暮らしの中で「なんだか心地いい」と感じられること。
そこに、本当の豊かさがあるのではないでしょうか。
性能が高いこと。
デザインが美しいこと。
それは、良い家づくりに必要な要素です。
しかし、それだけで本当に良い家になるとは、私たちは考えていません。
家は、人の人生を包む場所です。
家族が食卓を囲み、成長し、季節を感じ、歳を重ねていく。
その積み重ねが暮らしとなり、やがて人生になっていく。
だから私たちは、単に建物を提供するのではなく、
暮らしの質そのものを設計したいと考えています。
夏の暑さや冬の寒さに左右されない快適性。
災害から家族を守る構造。
時間とともに味わいを増す素材。
日々の動作に自然と馴染む動線。
光や風を感じられる空間。
そして、地域の風景に静かに調和する佇まい。
目立つための家ではなく、
長く愛され、暮らしに馴染み、年月とともに価値が深まっていく家。
それが、私たちの目指す住まいです。
そして、一棟の家は、そこに住む家族だけのものではありません。
その家が建つことで、街並みが変わり、景色が変わり、地域の空気感さえ変わっていく。
だからこそ私たちは、建てた後まで責任を持ちたいと考えています。
暮らしが続き、地域に価値が積み重なり、次の世代へ受け継がれていくことまで見据えて、
家づくりを行っています。
家づくりとは、単なる建築ではなく、未来をつくること。
私たちは、一棟一棟を通して、地域に美しい価値を残していきたいと思っています。
代表 五輪一也