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こんにちは、五輪です。
今日は、私が長年愛用し、そして愛してやまない家具と照明についてお話ししたいと思います。
それは、デンマークで生まれたYチェアという椅子とPH5という照明です。
一見すると、とてもシンプルなデザインです。
派手さはありませんし、流行を追いかけた形でもありません。
しかし、毎日使い続けるほどに、その素晴らしさが心に染みてきます。
私たちがおかやま住宅工房で大切にしている「用の美(ようのび)」という考え方があります。
「用の美」とは、民藝運動を提唱した柳宗悦が広めた言葉で、「本当に使いやすいものには、自然と美しさが宿る」と
いう考え方です。
私は、この言葉を知った時、「まさにYチェアとPH5そのものだ」と感じました。
Yチェアは、人の身体をやさしく受け止め、長時間座っていても疲れにくい椅子です。
木の温もり、手仕事の美しさ、そして何十年も使い続けられる耐久性があります。
一方、PH5は、光源が直接目に入らないよう何枚ものシェードを組み合わせ、食卓や部屋全体をやさしく包み込む光
を生み出します。
どちらも、「美しく見せるため」にデザインされたのではありません。
人が快適に暮らすために徹底的に考え抜かれた結果、その姿そのものが美しくなったのです。
これこそが、「用の美」の真髄なのだと思います。
私は家づくりも全く同じだと考えています。
軒の深さが夏の日差しを遮り、冬には暖かな光を室内へ取り込むこと。
風が自然に通り抜ける窓の配置。
無垢材や漆喰が年月とともに味わいを深めていくこと。
それらは決して飾りではなく、暮らしを豊かにするための工夫です。
そして、その積み重ねが、住まい全体の美しさとなって現れます。
流行は年月とともに変わります。
しかし、本当に使いやすく、本当に心地よいものは、何十年経っても色褪せません。
だからこそ私は、60年以上前に作成されて世界で愛されているYチェアとPH5に惹かれ続けています。
毎日眺めても飽きることがなく、毎日使うほどに愛着が深まる。
それは、単なる家具や照明ではなく、「暮らしを豊かにしてくれる道具」だからです。
私たちが目指す住まいも、そんな存在でありたいと思っています。
完成した瞬間が一番美しい家ではなく、十年後、二十年後、三十年後に「この家で暮らして本当に良かった」と思っ
ていただける住まい。
これからも「用の美」という考えを大切にしながら、永く愛される家づくりを続けていきたいと思います。
明日、明後日7月4日(土)5日(日)コンベックス岡山で開催される
住まい夢フェアに弊社は出店いたします
Yチェア PH5 の現物を展示しておりますので
ぜひ ご覧ください