備中和紙
丹下 直樹
TANGE Naoki
備中和紙の岡山県重要無形文化財保持者である丹下哲夫氏を祖父に持ち、二十歳の時、備中和紙を継承。
伝統を守りつつ、現代の暮らしの中に溶け込み、役立つ「民藝」を広めるため、新しい挑戦を始める。
2013年、無印良品の商品デザインなどを手がけるプロダクトデザイナー・角田陽太(かくだ ようた)氏と共同で制作、出品した「KAMI」は、従来の「民藝」のイメージを超えた発想で、日本民藝館展の奨励賞を受賞。
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018年度「匠」に選出。
おかやま住宅工房
中川 大
NAKAGAWA Futoshi
株式会社 おかやま住宅工房 専務取締役
二級建築士・宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー、関西学院大学卒業、趣味は茶道(裏千家)・スキューバーダイビング・ギター演奏・読書。
おかやま住宅工房について
岡山の気候風土や街並みに溶け込んだ家づくりを信条としている「おかやま住宅工房」(岡山市・舞原繁栄社長)。瀬戸内海沿岸という多湿な地域にあって、木を焼いて炭化させた腐食に強い本焼き板(ほんやきいた)と調湿性能があるとされる漆喰(しっくい)を外壁等に多用した住まいは、同社の信条を体現するとともに黒と白の美しいコントラストを生み出している。そして同社ロゴマークのモチーフとなった大胆に流れる屋根からは軒が深く張り出し、またどんな年代でも負担を感じにくい平屋の家を得意としており、無垢材がふんだんに使われたぬくもりある空間と相まって〝暮らしやすさ〟の実感できる家づくりを行っている。