倉敷ガラス
小谷栄次
KODANI Eiji
1961年倉敷市生まれ。大阪芸術大学芸術学部で写真を専攻、卒業後倉敷に戻り、写真場で働きながら倉敷ガラスの創始者であり父である小谷眞三氏のもとで修業。30代に入って独立し、父が創った倉敷ガラスの味わいを受け継ぎつつ、時代に即したアレンジを施しながら創作を続けている。
倉敷ガラスについて
昭和40年代前半、ガラス玉作りの職人だった小谷眞三氏が、民藝愛好家の要望に応えてガラスのコップを作ったのが始まり。倉敷民藝館・初代館長の外山吉之介氏が、「用の美」をよく表した味わい深いコップに『倉敷ガラス』と名付け、後に倉敷特産の民藝品となった。
おかやま住宅工房
中川 大
NAKAGAWA Futoshi
株式会社 おかやま住宅工房 専務取締役
二級建築士・宅地建物取引士、関西学院大学卒業、趣味は剣道・茶道(裏千家)・スキューバーダイビング・読書。
おかやま住宅工房について
岡山の気候風土や街並みに溶け込んだ家づくりを信条としている「おかやま住宅工房」(岡山市・舞原繁栄社長)。瀬戸内海沿岸という多湿な地域にあって、木を焼いて炭化させた腐食に強い本焼き板(ほんやきいた)と調湿性能があるとされる漆喰(しっくい)を外壁等に多用した住まいは、同社の信条を体現するとともに黒と白の美しいコントラストを生み出している。そして同社ロゴマークのモチーフとなった大胆に流れる屋根からは軒が深く張り出し、またどんな年代でも負担を感じにくい平屋の家を得意としており、無垢材がふんだんに使われたぬくもりある空間と相まって〝暮らしやすさ〟の実感できる家づくりを行っている。