倉敷市・竹野様の家づくり体験談

立地条件は家づくりに大きく影響します。良い風景・眺望などはぜひとも暮らしに取り込みたいものですね。

竹本さん宅

母と一緒に暮らすため、実家で家づくり

大学進学以来ずっと岡山県外で過ごしていたんですが、老後を年老いた母と一緒に暮らすため、岡山の実家に戻って家を建てることにしました。大手メーカーよりも工務店の方が信用できると思っていたので、岡山にどんな工務店があるか住宅雑誌などで下調べをしていました。おかやま住宅工房さんは平屋の落ち着いた家や木の家の雰囲気、良い木材を使っているところなど、施工例や会社の様子がなどが気に入っていました。そうしてイベントにおかやま住宅工房さんが出展されているときに訪ね、いろいろお話を聞き、それから実際に施工例などを見させていただき、家づくりを依頼することにしました。
こぢんまりとしていても、ゆったり暮らせる家が欲しかったので、日当たりのいい平屋の家が絶対条件でした。おかやま住宅工房さんからは、南側の日本庭園と高台から見下ろす北側の景色の両方を生かしたいということを言われました。南側の日本庭園は、父が母屋とともに少しづづ自分の手で作ったなかなか立派なもので、この風景が暮らしの一部になるのは嬉しかったです。北側の眺望については最初それほど意識しておらず、採光くらいしか考えていませんでしたが、わが家は北側が開けた高台にあるので、あらためて見てみると非常にいい眺望が広がっていました。

立地条件ゆえの苦労も

家づくりに先立ち諸々の手続きがありますが、それらはすべて中川専務に動いていただきました。実家の土地は、細い路地が不規則に入り組んだ古くからの集落の中にあります。そのため工事前の確認申請がかなり煩雑になり、道路の幅やセットバックなどの手続きで中川専務は何度も市役所を訪れ、そのつど資料を補足・追加し、数カ月かけて申請を通してくださいました。また土地の交通整理も必要だったので、相続登記もすべてお任せしました。
いざ工事が始まるとこれまた大変で、地盤補強、搬入、資材や上棟の機材を運ぶ特殊クレーン、ミキサー車など、工事車両や重機が現場に来るまでが一大事。路地の曲がりくねったクランクに差し掛かるたび、職人さんが何度も切り返しをしながら慎重に運転している様子が今でも思い返されます。しかし工事自体は、さまざま職人さんの手によって順調に仕上がっていきました。私は見ているだけでしたが、こんな風に工事が進んでいくんだなぁ、と感心しきりでした。また、工事中に治水地図の古文書が見つかったりもして、先祖代々の土地なんだと実感したことも良い思い出です。

リビング
室内

 

庭
照明

 

高台に建つ、こぢんまりとした家

ようやく完成したわが家は、動きやすい動線でちょうどいい広さの家です。どの部屋も日当たりがよく、ゆったりした間取りや応接土間のある広い玄関など、私の希望が随所に生かされています。キッチンに隣接するアトリエは北側の眺めも良く、趣味の絵を楽しんだりしています。リビングではペレットストーブがじんわりと暖かく、南側の日本庭園も目を楽しませてくれるので、ゆったりとした時間を過ごしています。天井が高くて開放感があり、通風設計もしっかりしているので風の抜けがよく、夏場でもエアコンがいらないくらいでした。日当たりが良く明るい室内で、母もこの家の快適さを褒めてくれます。
山に囲まれ、自然豊かな絶好のロケーションにある数寄屋モダンの家。この家の心地よさを実感しながら、毎週、絵や乗馬の教室に行ったり、友達と会ったりと、充実した毎日を過ごしています。

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