融民藝店
山本 尚意
YAMAMOTO Takanori
1978年、倉敷市生まれ。岡山県内の大学を中退し上京。スタジオアシスタント、広告制作会社を経て、フリーランスとして独立。2011年の東日本大震災を機に郷里・岡山へUターン。翌年、ものづくりに関わる人たちを広く紹介したいという思いで岡山県民芸振興株式会社へ入社。民藝について学ぶ中で交流のあった『融民藝店』店主・小林融子氏の引退を受け、2022年に倉敷で50年続く老舗を受け継いだ。
融民藝店について
1971年、『民藝』の普及を推進する実業家らの支援を受け、小林融子氏が店主となって倉敷に開店。百貨店で民芸担当として知識と経験を積んでいた小林氏は、作り手を訪ね、使い手の視点に立った手仕事を大切に、配り手として信頼を重ね、全国の使い手からも愛される老舗民芸店となる。
おかやま住宅工房
中川 大
NAKAGAWA Futoshi
株式会社 おかやま住宅工房 専務取締役
二級建築士・宅地建物取引士、関西学院大学卒業、趣味は剣道・茶道(裏千家)・スキューバーダイビング・読書。
おかやま住宅工房について
岡山の気候風土や街並みに溶け込んだ家づくりを信条としている「おかやま住宅工房」(岡山市・舞原繁栄社長)。瀬戸内海沿岸という多湿な地域にあって、木を焼いて炭化させた腐食に強い本焼き板(ほんやきいた)と調湿性能があるとされる漆喰(しっくい)を外壁等に多用した住まいは、同社の信条を体現するとともに黒と白の美しいコントラストを生み出している。そして同社ロゴマークのモチーフとなった大胆に流れる屋根からは軒が深く張り出し、またどんな年代でも負担を感じにくい平屋の家を得意としており、無垢材がふんだんに使われたぬくもりある空間と相まって〝暮らしやすさ〟の実感できる家づくりを行っている。